ただの日記

ホーチミンで暮らす人の毎日です

ベトナムの地方都市でタクシーにスマホを忘れてきた話

週末にベトナム中部クイニョンの大型リゾートに宿泊した。

 

ホーチミンから飛行機で一時間、クイニョンの空港は内陸にあり、海沿いのホテルまでは空港からタクシーで小一時間ほど走った。ホテルまでは極めてのどかな風景の連続で、牛が道路を横切ったりした。車が少なく、ホーチミンではあり得ない速度が出ていたので、結構怖かった。

宿泊したホテルは正に大型リゾート、ほとんどの宿泊客がベトナム人だったんじゃないかと思う。ロビーはたくさんの人がくつろいで賑わっていた。

 

クイニョンの都市部はこのリゾートからまた小一時間ほどかかり、都市部から空港も小一時間という正三角形を描いた感じの地理で、私達は同行の方の知り合いがやっている日本食レストランを訪ねて都市部まで出たが、おそらくリゾートを利用する人のほとんどがリゾート内だけで過ごすのだろう。

 

私たちは充実した週末を過ごし、ホテルを後にして帰路につき、リフレッシュは完了した…はずだった。

 

空港でチェックインを済ませセキュリティを通過し、ゲート前で荷物を整理する。

スマホがない。

 

タクシーではあったはずだ。スマホを忘れてないか気になって、寝てしまった子供を抱えながらバッグから出してその存在を確認して、ホッとしてその辺においた…

その後寝てしまい空港に着く直前で起きた私は、子供を抱えて車から出るのに必死で車内を確認するのを忘れていた。夫もゴルフバッグなど大きい荷物に気を取られていたという。

 

その場でタクシー会社に電話をする。ベトナムではタクシー一台一台に4桁程度の番号が振られていて、それを覚えていれば話は早いのだがそんなことはしていない。

英語ができる人はいないということなのでなけなしのベトナム語で状況を説明する。

なんとか私がスマホを忘れたこと、乗った場所(ホテル)と降りた場所(空港)、大体の時間を伝えると、折り返すからちょっと待ってくれということだった。

折返しの電話によると、ドライバーを特定してくれたそうで、ドライバーが持っているとのこと。ただ、その後言っていることがわからず、空港内のカフェで働いているお姉さん達にかわってもらう(お姉さんたち、ありがとうございました!)

ただ、お姉さん達もあまり英語が話せず、結局よくわからないまま時間になって飛行機に乗らざるを得なくなった。

 

とりあえず家に帰って、マンションスタッフにタクシー会社に電話してもらった。(スタッフの兄ちゃんありがとう!)曰く、「おめでとう!スマホは会社にあるって。ただ宅配便とかで送るとかはできないから直接会社まで来いって。行くしか取り戻せる道はないよ。」ということだった。

なぜできないのか?こっちがお金を払ってもできないのか?後から疑問は湧き出たが、その時は早く取り戻したい気持ちが大きくて、宅配便が到着するかヤキモキする時間が数日あることに比べれば、直接取りに行く方が私にとっても利点があると思えたのですんなり受け入れた。

 

「明日もう一度クイニョンに行く」ただし夫はもちろん会社だし、子供は一日幼稚園だが17時には迎えに行かなくてはならない。飛行機を検索すると、往路ホーチミン6:55発・クイニョン8:05着、復路クイニョン11:45発・ホーチミン12:50着以外にお迎え時間に間に合う選択肢がない。

 

8:05着、クイニョン都市部まで一時間として9:00。

11:45発ということは1時間前の10:45までに空港に着くことを目標にして都市部をでなければならないのが9:45。

本当にその会社ですぐに受け取れれば問題はないが、そうとは限らない。果たして45分の持ち時間でスマホを取り戻せるだろうか。しかしここはそれに賭けるしかない。

ちなみに飛行機はベトジェットエアー。LCCで、めちゃくちゃ遅延しやすいことで有名な航空会社である。そのことを考えると胃が痛いですが、考えても仕方がないと割り切った。

 

私はチケットを予約してもう一度マンションのスタッフの兄ちゃんに「明日の朝行くからそれを伝えてください」と言った。すると兄ちゃんは「え!?明日の朝!?!?まだスマホはドライバーが持ってて、そのドライバーは島に帰ったらしいんだけど」とか言う。

会社にあるんとちゃうんかい。なんでそれをさっきの時点で言ってくれへんの?どうせ行くわけないって思ったのかな?島って何?どの島?近いの?と頭がぐるぐるしましたが、「とにかく明日の朝、この便で行ってこの便で帰るからそれを伝えてくれ」とお願いした。

兄ちゃんは電話してくれて、先方とめちゃくちゃ長い間何か話しこんでいたけど、電話を切るや否や「No problem!明日行って大丈夫!」と言うではないか。どうあなたを信じればいいのかこの状況で、と伝えたかったが、英語もしくはベトナム語でどう伝えるかと考えているあいだに、兄ちゃんは私の(多分凄絶な)顔面を読み取って「Don't worry! Believe me!」と笑顔で言った。何を言っていいかわからず、オッケー…とだけ残して退散した。退散する私の背中に彼はGood dream madam!と追撃をかけた。

 

まともに寝付けず、朝5:00。夫と子供の朝ごはん、子供の幼稚園の準備は済ませておいた。wifi環境で通信できるようにラップトップ、もしスマホを取り戻せなかった時にSIMカードを買ってそれを入れるための古いスマホ、夫の電話番号、友達の電話番号などを書いた紙を準備して5:30に出発した。

タクシーがすぐ捕まらなかったらどうしよう、Grabがあれば呼んでこれるけど、スマホがなければGrabも使えない。しょっぱなからそんな不安もあったが、ありがたいことにマンションの前に一台停まっていた。朝早くからありがとう。

6:00には空港に着いた。ベトジェットを利用するのは初めてで、チェックインカウンターの混み具合にビビることひとしきり。さらにセキュリティーゲートにもめちゃくちゃ人が並んでいるのが目に入った。これはヤバい。並んでいては絶対に間に合わない。

一応予約の時に「プライオリティーチェックイン」のオプションを10万ドンで選んでたんですが、そんな区分けもなく、「All fright」と表示されたカウンターしか稼働していない…。よくよく周りを見渡すとセルフチェックインの端末が!誰も使っていない。

トライしてみると簡単に発券できた。(予約時に席を選択したのにもう一度席選択の画面が出て、それならばとちょっと違う席をタップしたら「予約時に選択してるのでもう選択できません」というメッセージが出てきて憤死したが、もうどうでもよくなってきた)預け荷物もないので、チェックインカウンターの長蛇の列に並ばずにセキュリティに向かうことができた。

 

無事出発ゲートにたどり着き、昨日の昼ごはん以来の食事となるフォーを食べる。これがあんまり美味しくなかったのが残念だったが、温かいスープに少しホッとした。時間通りにゲートも開いて安心したが、結論としては少し甘かった。

話は逸れるが、ホーチミンのタンソンニャット空港はゲートから飛行機までバス移動になることが多い。この時もそうだったが、バスで近くになったベトナム人のおじさんがなぜかリュックに日本のマタニティマークをつけていた。おじさんは一人で、同行人に妊婦がいるというわけでもなく、単にかわいいと思ってつけているのだろうか?とか、どこでゲットしたのか?とか考えてしまった。

さて、バスを降りて飛行機に乗るも、飛行機がなかなか動き出さない。明らかに出発時刻は過ぎている。(スマホがないので正しい時間がわからない)(腕時計をしてくるべきだった)

Safety reasonにより遅延、というアナウンスが流れて出発するまでの私のソワソワ感は、隣のベトナム人を動揺させるほどだった。

 

結局20分ほどの遅延でクイニョンの空港に到着。飛行機を降りるとやはりバスがいて、ダッシュするつもりの気持ちを折られる。10分ほどでバスが出発、30秒ほどで空港の建物に到着。歩かせてくれや!という叫びを胸にしまいつつバゲッジクレームエリアを走り抜け空港を出る。

昨日乗ったタクシー会社のタクシーを捕まえて乗り込む。この時8:35。到着してからまったく話が噛み合わなかったら間に合わないので、一生懸命ベトナム語で状況を伝え、会社に電話してくれと頼む。(ベトナムのドライバーは運転しながらの電話しまくる)

ドライバーのお兄さん、私のつたないベトナム語を理解して電話してくれるものの、すぐ切られてた。まだ事務所のワーキングタイムじゃないということだろうか?ベトナムの会社は8時からのところが多いので疑問に思っていると電話がかかってくる。

そういえばベトナムでは、仕事で個人の携帯から固定にかける場合に一旦切って固定から折り返してもらってる人が多いけどそれだろうか。そう思いながらお兄さんの発言をがんばってひろうが、意味がなかなかわからない。普通に別の話をしている気がするし長い。dien thoai(電話)、gui(送る)、tra tien(お金を払う)という語が聞き取れ、もしかして今電話は事務所になくて、郵送するからその金をとりあえずもらって今日は終わりにしようとかそういうことを話しているのか!?と不安になった。

しばらくしてお兄さんが電話を切った。私に何も言う様子がないので、やはり電話は別件だったのだろうか?と考えるも、「私の電話は事務所にありますか?」と聞いてみた。お兄さんは「は?」って感じで、それまでゆっくり話してくれてたのにいきなり早口で何か言われ、「hieu khong(わかってる)!?」と聞かれたので「わからない」と返し、会話はそこで終了した。こうなったら、着いてからがんばるしかない。

会社へ向かう道中、私のピリピリ感が伝わるのかお兄さんも結構無理な運転をしているような気がする。土日でも感じたが、クイニョンでは結構車がスピードを出す。のろのろのトラックも多いのでガンガンに追い越す。片側一車線の道がほとんどだが、がっつり反対車線に入って追い越す。しかも反対車線に車が見えていても結構お構いなしで、日本人にとってはスリリングである。ホーチミンノロノロ運転の車であれば、万が一事故になっても怪我の程度はたかが知れているが、ここで反対車線の車と正面衝突ということになったらヤバイと思う。

スピードを出してくれるのは時間がない私にとっては嬉しいが、危険運転はしてほしくない。しかもお兄さん、めちゃくちゃ電話がかかってくる。(昼過ぎの予定を相談しているっぽかった)

お兄さんが電話をしながら、大きめの交差点に入った。スピードもまぁまぁ出てる。車もバイクも多い。なんかちょっとイヤな感じがしたその瞬間、タクシーのお尻部分にバイクがこすれる音がした。衝撃はほとんどなかったし、バイクのおじさんもこけたりもしていない。お兄さんはめちゃくちゃ文句を言いながらスピードを緩めた。あぁ、この程度でもタクシーが接触したらベトナムでも警察呼ぶのかな…もう終わりだな…と思っていたところ、お兄さんはサイドミラーで相手のバイクを目一杯睨んで色々言った後、普通に出発した。色々と考えは巡ったが、一番には「たすかった…」と思っていた。

9:20、やはり小一時間かけてタクシー会社の事務所に到着した。ドライバーのお兄さんが一緒に降りて案内してくれる。クーラーが一部の部屋にしかないような、ザ・ローカル企業!という感じだった。お兄さんが事務所の人に向けてひとしきり説明してくれるが、話が通っていた感じが全くない。やっぱり…という気持ちと絶望感がないまぜになった。

事務所にいた人たちのうち、一番勢いのあるおじさんが、私が電話口で教えてもらった住所と名前を伝えると「ここじゃねぇ」「向かいの建物だ」という。もしかして向かいの建物に別部署があるのだろうかと思った。あまりのおじさんの勢いにドライバーのお兄さんも一緒に苦笑いをしながら一旦事務所を出て向かいの建物に行ったが、それらしい雰囲気はない。その辺にいる人にお兄さんが確認するも、やはり元の事務所を指されてしまう。意味がわからない。お兄さんと共にトボトボ帰る。するとさっきから奥の部屋から私達の様子を見てたお姉さんが出てきて、お兄さんと話をしてくれた。お姉さんは私にも色々聞いてきて、私もがんばって答えた。(昨日の何時にどこからどこまでのタクシーで電話を忘れたか、など)お兄さんがお姉さんに「もっとゆっくりしゃべってあげて!」と言ってくれてマジに感動した。そんなやりとりの後、お姉さんが何やら勢いのあるおじさんに言うと、おじさんが電話をかけている。(が、私の件に関係あるかどうかはわからない)

「ちょっと待ってくれ」とお姉さんに椅子を出されて座った。女の子が水を出してくれた。ドライバーのお兄さんはいつの間にかいなくなっていて心細くなった。いや、電話はここにあるのだろうか?それともどこにあるかわからない状態なのだろうか?一番知りたい部分がわかっていない。お姉さんにがんばって語りかけるもお姉さんはあんまり私のベトナム語をわかってくれない。お姉さんが「英語は話せるか?」と聞いてきたので「ベトナム語よりは」と答えると、上の階から英語ができる子が降りてきてくれた。

その子がいきなり「空港までのタクシーをよびたいのか?」みたいなことを言うからまた目の前が真っ暗になったが、その子は何も聞かされずに降りてきたみたいだったのでこれまでの経緯を伝えてもらった。「それで何が聞きたいの?」と言われたので「私の電話が今どこにあるかです!!」と必死の形相で返事した。その子がお姉さんに通訳してくれて(「これならベトナム語でも言えたのに…」と思った)、お姉さん曰く、「ドライバーが持ってる」と。昨日から一体何度目か、目の前が真っ暗になりそうになったが、「今ここに運んできてもらってる」という発言に一気に浮上した。すかさず「Mat bao lau a(どれくらいかかりますか)!?」と聞くと「20分」という。湧き上がる喜びとともに「多分今9時半は過ぎてる」「20分て言ってるけど多分30分はかかる」「それから小一時間で空港に戻ってチェックインに間に合うのか」色んな思考が巡った。

しかしここはもう、待つしかない。それからの20分は、もちろんスマホをいじることもできないし、かなり長い20分となった。

おそらく体感で20分くらい経ったころ、勢いのあるおじさんが何やら電話した後に事務所を後にした。不安そうな私に「もうちょっと待って」と言い残した。ふと自分の後ろを振り返るとそこに時計があった。9:55を指していた。帰りの飛行機は11:45発。1時間前にチェックインすることを考えると10:45。ここまで45分かかったことを考えると10時、つまり5分後に出発しないといけないことになる。

チェックインが出発何分前までOKかは空港や航空会社によって違うのでよくわからないが、国内線だし多めにみて1時間前、運が良ければ40分前とかだろうか。昨日は別の航空会社でチェックインの時には出発1時間前を切っていたが余裕だったことを思い出して、なんとか平常心を保った。

私はお姉さんに飛行機の時間のことを伝えた。するとお姉さんもあわててくれて、誰かに電話する。お姉さんは「もう1分くらいで着くよ!」と言ってくれて救われるような気持ちになった。

待つこと1分少々、私は昨日乗ってたタクシーのドライバーが、タクシーに乗って来てくれることを想像していたが、現実は全く違った。

勢いのあるおじさんが、バイクに乗って私のスマホを掲げながら到着したのである。

なんでそういうことになったのか、まったくわからなかったが、なにはともあれ私のスマホがマジで戻ってきた。

意外とちゃんとしてるというか、忘れ物を確かに受け取ったぞという書面がどこからか出てきてサインするよう言われた。

私は電源を借りて充電器を挿し、取り急ぎ夫に電話をした。私の方は完全にテンションが上がってて「お~い!!スマホゲットしたぞ~!!」という感じで報告したが、向こうは仕事中のテンションで「はい、よかったです、はいー」という反応だった。

この時時計を見ると10:05。すぐに空港に向かわなくてはならない。タクシーを呼んでもらおうかと思って外を見ると、なんと行きに乗ったタクシーのドライバーのお兄さんがいるではないか!私がどうせ空港に戻ると思って待っていてくれたのだ。ありがとうお兄さん。私はお姉さんや勢いのあるおじさんにめちゃくちゃお礼を言ってタクシーに乗り込んだ。

やはりきっかり45分かけて10:50に空港に到着、お兄さんから言われた額が行きと帰りで10万ドン違うかったのが全く腑に落ちないがそんなことを言っている場合ではない。お兄さんにもたくさんお礼を言ってダッシュでチェックインカウンターへ。40分前までチェックインOKということで、なんとか間に合ったのである。

ゲートにたどり着くと一気に疲労と空腹が襲ってきた。ただフリーの充電スペースが目に入ったので取り急ぎ夫と友達にLINEする。やりました。ゲートがあいてないから飛行機が無事飛ぶかどうかはまだわからないけど、とりあえずやりました、と。

結果的に帰りの飛行機は遅延なく飛んだ。私は爆睡をキメてホーチミンの空港に着陸してから飛行機の扉が開くギリギリまで寝ていたので隣のベトナム人に「寝すぎww」と笑われてしまった。もうここでスマホを忘れなければなんでもいいです。

 

予定通りに帰ってきて、13時すぎ。まだ1日の半分が済んだところだったが私としてはもう今日は何もしたくなかった。スマホを見てボーッとしていた。もう少し寝たかったが、神経が興奮している感じで寝られなかった。

事情を知る人に無事取り戻せたことを報告すると皆一様にびっくりして、喜んでくれた。

スマホをタクシーに忘れたことに気がついた瞬間は正直90%くらい諦めてしまったが、なんとか取り戻せて本当によかった。

安いネイルのお店、ベンタン市場周辺、人文大学、ベトナム人の自己肯定感

・安いネイルのお店

ベトナムのネイルは日本に比べればどこも安いと思う。そこらじゅうにあるし、予約なしで行けるし、めちゃくちゃ気軽に利用できる。前に住んでた時によく行ってたネイル屋さんに行くと、なぜかより安くなってる?ような気がした。

3 Truong DinhにあるJENNG というお店。おそらく韓国系ベトナム人のお姉さんがオーナー。ちなみにすぐ近くにFame Nailというガイドブックに載ってる感じの有名店がある。

普通の単色ポリッシュネイルは両手10万ドン(500円)。デザインや飾り?が入るとそれに応じて8万ドンとか加算される。ジェルネイルだと42万ドン(2100円)。しかもただで貰えるメンバーカードを出すと20%オフになる。安い。安すぎる。

コーヒー飲む?と聞かれてイエスと答えると、多分近くでコーヒー屋さんやってるおじさんがカフェスダ(ベトナムコーヒー)を持ってきてくれた。

肝心なネイルの完成度については、正直なところ完全に担当してくれた人によるというガチャ状態(多分これはどこも同じ)、ファシリティーもピカピカという感じじゃない。でも私としては、日本の敷居の高いネイルサロンよりも通いたくなるお店なのです。

 

飲みきれなかったカフェスダを持って店を出ると、案の定二軒隣くらいにコーヒー出す店があって、軒先にさっきのおじさんが座っていて、こちらを見て微笑んでくれた。

 

・ベンタン市場周辺

そのネイル屋さんはベンタン市場の近くなので、今市場がどんな感じなのか少し見てみることにした。といっても市場の中は熱気でムンムンしてるので、さっと通り過ぎるだけにした。3年前に比べると、売ってるものが変わってたり、相変わらずだったりで多少学びがある。女児向けの小物が以前より目立つような気がした。サンダルなどは相変わらずだけど、25万ドン(1250円)とか書いてあったりして、高いなぁと思った。が、今円換算で書くと、まぁそんなもんかと思い直した。でもクソださかった。

ベンタン市場は大きな通りに面した衣類やドライフルーツ、お茶・コーヒーなどはかなり割高だと思う。外国人価格もめちゃくちゃ設定されるので値引き交渉ありきで行くべし。(Fixed Priceのところもあるので、気をつける)でも中の方の日用品売り場とか、生鮮食品とかは使えるところもあると思う。

今日は買い物はせずに表に出ると、マンゴスチンをバイクで売りに来ている人が数人。人の良さそうなおばちゃんを選んで近づくと一個食べさせてくれた。おいしい。「なんぼですか」とベトナム語で聞くとすごく喜んでくれた。1kg5万ドン(250円)という。私にとっては最安ラインである。アンナムの半額くらいだろうか。「ベンタン市場の中はめっちゃ高いから買えたもんちゃうで」と言っていたが、マンゴスチンの値段は確認しなかったので真偽の程はわからない。ベンタン市場でも安い時はあると思う。

 

ホーチミン人文社会科学大学

再来週から私がベトナム語を習いなおす大学に、授業料を支払いに馳せ参じた。実に6年ぶりくらいの人文大学である。外国人向けベトナム語のオフィスは場所が変わってなかったので安心した。だいぶ奥まった所にあるオフィス、6年前はどうやって見つけたのか記憶にない。一人でよくやったと思う。

そのオフィスの近くに学食がある。学食や社食はよく「can tin」とベトナム語で記される。ここも前はcan tin と書いてあったはずなんだけど、看板が新しくなってて「CAFE VAN KHOA」つまり「文化カフェ」とかいう名前になっていた…

 

・USB TypeCケーブル

スマホの充電ケーブルの接触が悪くなったのでケーブルを買いに行った。支払い後に英語で「電話番号と名前を教えてくれ」と言われたので、「なんで教えなあかんねん?」という意味で「telephone number?」と言うと、ベトナム語で「あ、ごめん、姉さんベトナム人?」と聞かれた。違う、英語がわからなかったわけではない。

でもそういえば友達が、「電話番号教えといたら、買ったものに不具合があった時に購買履歴を調べてくれて無料で交換してくれた」というような話をしていたことを思い出して、何も言わずに電話番号と名前を書いた。

 

ベトナム人の自己肯定感

タクシーなどベトナム人の運転する車に乗っていると、皆めちゃくちゃマイペースである。急ぐ人は車列など気にせずにどんどん抜かす、ゆっくりの人は後ろからどれだけクラクションを鳴らされてもペースを変えようとはしない(クラクション自体が常にそこここで鳴りまくっているという状況ではある)。周りからどう思われているかとか、焦りなどというものを彼らからは感じない。

これを自己肯定感と言っていいのかはわからないが、日本人が気にする「他人にどう見られているか」ということから解き放たれている彼らの態度をたまに羨ましいと思う。

 

通園バス来ず、ランドリーサービスとのやりとりで消耗

・通園バス

子供を通わせている幼稚園の通園バスは7:15前後にレジデンスの入り口まで来てくれる。いつも到着少し前に私の携帯に電話をしてきてくれるのだが、今日は電話がなかった。30分近くになってもバスが来なかったのでこちらから電話をしたが、相手はそもそもあまり英語が得意でないので要領を得ない。「Tomorrow!Tomorrow!」と言うので「え!?」となった。今日は何らかの理由があって来ないものと判断し、とりいそぎ車で送った。

英語ができる担任の先生にメッセージを送ると確認するとのこと。しばらくして学校のアドレスからメールが来た。「バスがトラブルで遅れて、あなたのレジデンスに着いた時にはもうあなたの子供は出ていた。申し訳ない」とな。

私の認識とはだいぶ違う。が、私が何か誤解をしている可能性もあるのであんまり追及はしないことにした。また、車で送るのが簡単だったこともあり、通園バスの利用をやめることにした。(迎えはもともと自分で迎えに行っていたこともあり)

そして、もっと普通に話せるようにベトナム語を勉強することを改めて決意した。(7月後半から人文大学に通う申込みは済んでいる)

 

・ランドリーサービス

以前住んでいた時に使っていたコスモランドリーというランドリーサービス。家まで洗濯物を取りに来てくれて、配達してくれる。SMSですぐに返事が来るので便利に使っていたのだが、今回引越してきてからもう一度使ったらなんとなく返事が以前より遅い。担当者が変わったのだろうと思っていたが、先日、一日以上経っても返事がなく何度かどうなってるか尋ねたり電話したりしたのだが反応がなかったので、「ピックアップのお願いはキャンセルします。もう使うのやめます」とSMSしたらしばらくして謝罪の返事が返ってきた。「今朝は携帯の調子が悪くて今メッセージを確認した」と。「いやいや今朝っていうか昨日から連絡してて、Viberで送ったメッセージには昨日のうちに既読ついてた」って返事したらさらに丁寧な文章で「昨日は出張に出ていて別の担当者に携帯を渡していた。本当に申し訳ない」と。

それが本当なのかもしれないけど、どうにもうんざりしてしまって、他の事業者をネットで探して頼むことにした。

HERAMOランドリーというところで、Webに書いてある値段は安いし、レセプションにお金と一緒に預けておけばレセプションに届けてくれるということで、在宅する必要がなく便利だなと思った。

今日預けて明日デリバリーしてくれるということだったのでお願いすることにしたが、結局預けてからメッセージが来て、「ドライクリーニングなら3日かかる」「アイロン仕上げなら追加料金がかかる」と色々とやりとりしなければならず、結局こちらの要求を満たすには値段が倍になってしまった。「それは依頼する前のやりとりの段階で説明すべきことじゃないんですか?」と聞くと「それで結局ドライにするんですか?しないんですか?」と。「ドライで明日できないんだったらしません」と返事すると「わかりました。すみませんでした」と来た。もしかしたらベトナム人はこの流れでも気を悪くしないのかもしれないと思って自分をなだめた。

返ってきた洗濯物は柔軟剤の香りがエグいレベルだったし、預けた時に洗濯物を入れていた私のランドリーバッグは返ってこなかったので、ここももう頼みたくない。(一応「私のバッグ返して」とメッセージしたけど返ってこない)

今週末からどうしたものか。

 

・Thao Dienの店

今日のお昼ご飯はThao DienのL'usineでエッグベネディクトを食べた。イマイチだった。カフェラテは美味しかった。このL'usineは以前KOKOISという店だったが、ほぼ居抜きで、上の階で雑貨を売るのもKOKOISと同様だった。KOKOISじゃダメだったんだろうか…悲しい。

雑貨は可愛いものもあるものの、総じてメチャ高であった。

また、An Cafeの近くのSaigon ConceptというところでAmaiの雑貨屋?みたいなのがオープンしたと聞いて行ってきた。Saigon Conceptは、同じ通りにある(まだあるかな?)Snapカフェの前に色々店があるのと同じような雰囲気で、小さいお店がいくつか集積していた。Saigon Concept自体まだオープンしたてなのか?どの店も本格稼働という感じじゃなかったのでまたしばらくしてから来てみたい。

 

本当は今日Xuan Thuy通りをブラブラしたかったが、ちょうどいい時間に雨が降っていたので断念した。

早朝プール、家電量販店、高島屋

6/29(土)

・早朝プール

ベトナムは土曜日勤務の会社が珍しくない。夫の会社もそうなので、土曜日は子供と二人で一日過ごすことになる。子供は朝から元気に「プールに行きたい」と言い出し、気がつくと既に水着姿であった。しょうがないので朝7時台からプールへ。レジデンスにプールがついている利点はすぐにプールに行けることだが、欠点もまたすぐにプールに行けることである。

とはいえ家事も中途半端な状態で出たため、そうそう長居はしていられない。結局一時間ほどでDVD鑑賞をエサに懐柔して切り上げてもらった。

 

・Phong Vu

テレビのHDMI入力が一つしかないので、分配器を求めてPhong Vuへ行った。いわゆる家電量販店だと思って行ったが、以前のイメージよりだいぶ廃れていた。分配器もなく、どこに売ってるか聞いたら近くの小売店を指示された。子連れで行くには微妙な距離だったのでまた今度一人の時に行くことにする。

ところでPhong Vuの2階でeスポーツ?ゲーム大会(小規模)みたいなのがやっててびっくりした。コスプレ少女も二名いた。

 

高島屋

銀座黒尊という店に入った。後で夫に指摘されて気がついたが、なんとこの店、シンガポールにも店があって、何年か前に行ったことがあったのだった。確かに似たような海鮮丼が売っていた。

おもちゃ売り場にトミカがあることを確認。普通のトミカはそんなに高くないかも。ただしラインナップがなぜか乗用車とドリームトミカばかりで、緊急車両系はほとんどなかった。

ヤマザキパン。見た目にはかなり日本のパンに近いものを感じた。

 

・木村屋

前はなかった食材屋さん。冷凍で便利なものが売っていると聞き、馳せ参じた。ミートボール、サバなどを購入。かなり使えそうな感触。お世話になります。

 

・アンナム会員登録

会員登録が完了したというメールが来た。無事登録できていてよかった。

これでホーチミンに来て会員になったのは、ファミマ、イオン、アンナム、ナムアン。

ファミマはベトナムファミマ専用のアプリがある。

 

・NAMO

夜ごはんはイタリアンの人気店と言われるNAMOへ。確かに美味しかったけど塩分がすごかった。雰囲気がおしゃれ。

ピラティスレッスン、エステラプレイスぶらぶら

・りょうゆうパン

昨日の日記で「どんな漢字なんだろう」と書いたりょうゆうパンだが、夫に話したところ詳しく知っていた。今の会社名としては「リョーユーパン」とカタカナだが、漢字では糧友と書くらしい。福岡の会社とのこと。どうしてホーチミンに出店してくれたんだろう。

 

ピラティス

ピラティスレッスンを受けにエステラハイツへ。エステラハイツは前回私が帰国した後でできたレジデンスなので初めて行ったけど、リゾートみたいなレジデンスだった。

ピラティスの先生は日本人。めちゃくちゃスタイルがいいし美人。お子さんが2人いるということだったがそう見えない。小一時間のレッスンだったけどめちゃくちゃ疲れた。明日は筋肉痛確実である。

友達に聞くところによると、今ホーチミンには色んな分野の日本人の先生がいるっぽい。ボルダリングとか。すごいね。

 

エステラプレイス

ピラティス帰りにエステラハイツに隣接するエステラプレイスでランチを食べてブラブラしようということになった。

 

ホーチミンにはたくさんモールがあるけど、おそらく今一番新しいモールと思われるのがエステラプレイスらしい。5階建てで、入った雰囲気は7区のvivoティーに似た感じを受けた。多分ホーチミン内で一番でかいアンナムがある。エステラハイツに住む人、便利そうで羨ましい。今日一日で私の中のエステラハイツ株がストップ高になった。

 

エステラプレイスの4階だったかな?子供服やおもちゃ屋が並ぶ階があった。子供服も3年前までに比べると、かなり可愛いものが増えている。赤ちゃん用のおもちゃや日用品なども、買いたいと思えるものが納得できる値段で売っている。これなら次赤ちゃんができても日本から大量に色々持ち込む必要はなさそうだ、という結論に友達と至った。

さらに5階に外国人がよく利用する産婦人科のハンフックの診療所ができていた。

 

1階にOLD NAVYがあったのでチェック。ハンガーに書いてあるサイズと吊るされている服の実際のサイズが全然合っていないところがベトナム。私が見ていたピラティス用のトレーニングウェアに至っては「18M-24M」となっていた。それはさすがに!

 

個人的にツボったのはQuan Buiというレストランがエステラプレイスに入っていたところ。以前よく利用していたベトナム料理の店で、当時はちょっとおしゃれなローカル飯というイメージだったのに大分出世したらしい。店構えもさらにオシャレになっていた。

 

料理教室、日本ぽいパン屋、Viber導入

・朝からベトナム料理教室へ行った。

行ったと言っても、たまたま同じレジデンスの二階上の人が自宅でやっていたものだったのでアクセスは0分だった。30前後のベトナム人女性(ご主人が日本人)が日本語で教えてくれる。今日はブラウンライスのシーフードチャーハン、豆腐とレモングラスのやつ、カニスープ、豆乳とタピオカのチェーという代表的なベトナム料理だった。

個人的には料理教室自体が初めてだったので、人が料理をしているところを見られるのは存外勉強になるもんだと思った。

先生、生徒ともに全員幼児の子持ちだったので幼稚園話などに花が咲いた。

子供の年齢も同じだし、同じレジデンスだし、先生とはお近づきになりたい。

 

 

・買い物

23C Ton duc Thang に日本ぽいパン屋があると聞き馳せ参じ。りょうゆうパン?と看板に書いてあったような気がするけどどういう意味だろう?ともかく、確かにラインナップは日本のパン屋さんぽい。けど、あまり売れないのか品数が少なすぎる。。アップルパイっぽいのとチョコチップメロンパン、メープル入り食パンみたいなのを買った。明日の朝食べてみる。

 

晴れ屋で食材購入。豆腐は売り切れていた。しらすを買ってみた。なぜか日系サービスでしらすといえばめちゃくちゃ高いんだけど、晴れ屋は安いと思う。

 

アンナムのメンバーズカードのapplication formを持って参じたところ、受領はされたけど結局カード的なものはもらえなかった。どうなるんだろう。ミスったか。でも口頭でID言ってる人をこの前見たので、そういうことかもしれない。

 

ナムアン(NTMK6の店)でダラットミルクを買おうと思ったけど、持った感じちょっと膨らんでいて?いつもと違う感じがしたのでやめておいた。ダラットミルクといえど、ナムアンといえど、流通過程で誰かが炎天下に晒している可能性は捨てきれないので、最終的には自分の危機感が頼りになる。

 

・幼稚園との連絡手段

今まで先生とはSMSでやりとりしていたが、Viberなら写真も送ってくれるとのことだったのでViberを導入した。ちょうどクラスのグループViberを立ち上げたところらしかったのでタイミングがよかった。

 

今日は夫が飲み会なので夜ご飯は適当に済ます。自分は残り物カレーもしくはデリバリー。子供にはうどんを提供する予定。